「最初の AWK スクリプト」の説明

AWK の基礎を少しだけ学んだところで「最初の AWK スクリプト」に戻ります。

「最初のスクリプト」をもう一度確認しましょう。

BEGIN {
  print "Hello World!!";
}

print 文

・・・で、ようやく「Hello World!!」の表示の説明です。
print 文は画面に文字を表示する命令です。画面に文字列を表示することを「文字列を標準出力する」と言います。文字列は「"」で囲みます。
一つの命令は「;」で終わります。1 行に一つの命令しかなかったら省略しても良いのですが、必ず付けるように癖をつけましょう。
説明はこれだけです。簡単すぎる?。。。

では、もう一発!!
標準出力には別の方法があります。「printf」と呼ばれるステートメントです。
この「printf」を使った出力は次のように使います。
BEGIN {
  printf "Hello World!!\n";
}
最後の「\n」は改行を意味します。これでは「print」の方が楽ですよね。でも、さまざまな出力書式を指定できるのでとても便利です。この書式の話は後ほど出てくるでしょう。
私は、C 言語のときの癖で「printf」の書き方を・・・
BEGIN {
  printf("Hello World!!\n");
}
・・・と書きます。この書き方は関数ですよね。でも、「print」と同じステートメントなのです。関数のような戻り値はありません。
何故、勝手に改行してくれないような「printf」を多用するか?・・・そのうちに分かっていただける場面がきます。必ず。。。
「最初の AWK スクリプト」の話はこれでおしまい・・・です。
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